設計にかかる費用

注文住宅の設計費用の考え方

注文住宅を建てるためには、ハウスメーカー、工務店、設計事務所のいずれかに依頼することになります。ハウスメーカーは設計から施工まで全部を社内の人員で行います。既成のプランの中で様々な注文を加えていく場合がほとんどです。工務店は規模によって、自社で設計から施工まで引き受ける会社もあれば、設計は下請けの設計事務所に任せて自社で施工する工務店もあります。工務店も既成プランを持つ会社もあれば、一から注文に応じる工務店もあります。

工務店は大手のハウスメーカーよりは融通が利く場合が多いものです。ハウスメーカーや工務店の場合には設計料がかからないことも少なくありません。既成プランを手直しするタイプの注文住宅ではほとんどの場合、設計料は建築費に含まれています。これは設計料がかかっていないのではなくて、一つの設計を多くの住宅に転用するので設計料が安く済むからです。しかし、ハウスメーカーや工務店と言えども特殊な注文をすれば、別途設計料がかかります。

設計事務所を利用して注文住宅を建てる場合には、設計事務所が設計監理してその設計事務所の提携先の工務店などが施工します。工務店を指定しても構いませんが、この場合には多少割高になります。設計事務所を利用する場合には設計料は施工費用とは別にかかります。特殊な条件を持った土地や建築法が必要な時には設計事務所を利用しなければできないこともあります。

設計料の目安ってあるの?

国土交通省告示第15号では設計料の略算方法を定めています。その方法は、「直接人件費+特別経費+技術料+諸経費」です。直接人件費は設計にかかわる人たちの人件費です。特別経費は出張が必要な時の旅費や特許使用料などを指します。技術料は設計にかかわる技術力に払われるお金です。こうして考えてみると、一般的な相場金額がわかりにくいものばかりです。人件費は、その設計事務所の相場で決まります。特に著名な設計士なら人件費は高くなります。技術料に至っては、設計事務所側の設定がほとんどです。これに納得するかしないかで注文するかどうかを決めることになります。

ともあれ、設計料にも一応の相場があります。一般的には総建築費の10~15%といわれています。5,000万円の家を建てたときには、500~750万円かかることになります。もちろん、これを予算に組んでいれば問題はありませんが、別途かかる費用としては非常に大きなものです。建築事務所に注文住宅を依頼するときには、総費用の予算を明確に伝えておかなければなりません。総費用○○万円で設計料も施工料も登記関係も済ませたいという依頼の仕方がおススメです。このように依頼すれば設計事務所では工務店や建材店などと交渉しながら予算内で納まるような設計を進めてくれます。

建売住宅は土地と建物がセットで販売されている一戸建て住宅のことです。購入者の意向を受けずに建築が始まり、購入者は出来上がった家を見て買うかどうかを判断します。